アイダ設計

株式会社アイダ設計が手がける住宅は「設計をルーツに、ローコスト×品質」を掲げた注文住宅・分譲住宅ブランドです。公式サイトでは、年間2,000棟以上の設計実績を重ね、自社プレカット工場を持つことで中間マージンを削減する仕組みや、年間で大量仕入れを行うコスト削減体制を紹介しています。公式サイトはこちら

1.価格帯

アイダ設計の価格帯について、公式サイト上では明確な坪単価や総額目安の数値は記載されていません。一方で、関連する紹介サイトでは「坪単価平均約74.9万円」という数値が報じられています。つまり、少なくともローコスト住宅として明確な価格競争力を訴えていると言えます。
なお「999万円の家」など1,000万円台前半から検討できるプランが紹介されており、低予算層にも訴求しています。

2.構造・性能

構造・性能面では、同社は「震度7クラスの耐震実験をクリア」と公式に謳っており、耐震性に注力していることが分かります。また、断熱性能については、注文住宅「断熱と耐震の家 BRAVO 2」において「高性能なグラスウール」や「アルゴンガス入りLow-E複層ガラス」「窓・玄関ドアの断熱素材・構造」を採用していることが明記されています。
さらに、施工品質についても「第三者住宅検査機関による施工品質チェック(全6回・約100項目)」を導入している旨が紹介されています。

3.デザイン・自由度

デザイン・自由度については、社名に「設計」を掲げるだけあって、社内に設計専門部署を設け「お客様のご要望+αの提案」を行っていることが紹介されています。なお、どこまで自由に間取りや仕様をカスタマイズできるかという明確な範囲や料金体系は公式サイト上では詳細明記されておらず、「設計ルーツ」「年間2,000棟以上の設計実績」を背景に柔軟な対応が可能という旨の記載に止まっています。

4.設備・インテリア

設備・インテリアに関しては、公式サイトのモデル商品「ほっとする家」では「安全あわせ複層ガラス」や「引き戸」「バリアフリー対応」「電動シャッター」が標準に近い仕様として紹介されています。また、注文住宅商品では「最新設備を一括大量仕入れ」という仕組みを説明しており、システムキッチン・ユニットバス等もコスト抑制の工夫とともに導入されていることが明記されています。
ただし、標準仕様としてどのメーカー設備・グレードが含まれているか・オプション料金が発生する範囲などの詳細な記載は公式サイトでは言及が見当たりません。

5.保証・アフターサービス

保証・アフターサービスについて、同社では「定期点検・保証制度」において「最長35年保証(※)を実施」と明記しています。対象は、契約後に所定の点検を受け、修繕工事を継続して実施された場合の構造躯体部分となります。
また、オーナーズサイト上で「メンテナンスガイド」も整備されており、設備や建物経年劣化に対応するセルフチェックの案内がされています。
※契約時期により20年保証となる場合あり。

6.現場の質や見学会

現場の質について、公式サイトでは自社プレカット工場の所有や、設計・木材加工・施工・アフターサービスまで専門部署が一貫対応する体制を紹介しています。また、第三者検査機関による施工検査も実施しており、現場品質の維持・把握の仕組みが仕組まれていることが特徴です。
内覧会・モデルハウスについての詳細な情報(全国のモデル展示場数・参加時の流れ等)は公式では限定的ですが、分譲住宅シリーズ「いろどりアイタウン」等にてモデルハウスの紹介がなされています。

7.ブランド・特徴・強み

アイダ設計の強みとして以下が挙げられます。
・設計事務所をルーツに持つため、設計力が強みであること。
・自社プレカット工場を保有し、木材仕入れ・加工・管理を一貫対応することでコスト削減を実現。
・大量仕入れ・専門部署による一貫体制により、「ローコスト×一定の品質」をブランドメッセージとしていること。
・耐震・断熱・施工品質チェックなど性能面への配慮も明言されていること。
これらから「手頃な価格で設計自由度と安心性能を確保した住宅」を提供するブランドとして位置づけられます。

8.建築実績や会社の財務状況

建築実績に関して、公式サイト上では「年間2,000棟以上の設計実績を有する設計部門」という紹介がなされています。財務状況については、同社公式企業情報ページで「木材のプレカット加工・図面作成・アフターサービスを自社で一貫して行っており、中間マージンをカットして高品質な住宅提供を行っている」という記載があります。
ただし、売上高・利益・負債・自己資本比率など具体的な財務数値は公式サイト上では公開されていません。

(調査日:2025-11-12)

最新の情報は公式サイトを必ずご確認ください:アイダ設計公式サイト

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