住宅展示場見学から契約まで

パナホーム(現:パナソニックホームズ)住宅建築日記

住宅展示場へ(2004/07/03)

近所の住宅展示場へ行く。 見学したメーカーは、

  • パナホーム 可もなく不可もなく
  • 住友林業 総合的にいい感じ
  • セキスイハイム シンプルなデザインでいい感じ。
  • ダイワハウス イマイチ特長が分からなかった。
  • ミサワホーム 同上
  • 蔵持ハウジング 伝統的な工法で技術力もありそう
  • 木の国工房 技術にこだわりがありそう。しっかりしている感じ。

総合的にみてみると、「高気密・高断熱住宅」は当たり前。「あなたのメーカーの一番の特徴は何ですか?」って質問を各社にしてみたけど、仕組みとしてはほとんど変わらない感じでした。木造と鉄骨もほとんど変わらない。大学で学んだ知識と実際では、(当たり前だが)だいぶ違うことを実感しました。
見えない部分にこだわっているメーカーがいいような感じなので、今日の結論としては「優秀な町の工務店」で建てることがいいかな?

住友林業のイベント(2004/08/01)

住友林業が企画した「欠陥住宅に合わない為のチェックポイント」なるイベントに参加した。講師は、現場監督を指揮する立場の人らしい。しゃべるのは慣れていないみたいで、現場の知識が豊富なので言葉に説得力があった。素人では気づかない欠陥の事例をたくさん挙げていたけど、実際に工事をするときに建てる人はその場にいないのでチェックすることができないように思うのだが・・・。「こんなに注意して建てていますよ」って言いたいのでしょう。
その後、営業マンといろいろ話、「土地調査と基本プランニングをさせてくれ」とやんわりだけど、しつこく言われた(これにかかる費用は5万円)。建設地は、両親が住んでいるので、僕だけの判断では即決できないので、その場では結論を出さず、親と相談するということにした。
その夜、親と相談の結果「まだ早い」という結論に。

両親と相談(2004/08/14)

初めて、本格的に住宅について両親と相談した。 「どんな家に住みたいか」「どんなことに重点を置いて家を建てるのか」という話をしたけれど、親の方はあんまり考えていないらしく、話の収拾がつかない。基本的な希望は、「職人の腕がいい」「保障がしっかりしている」「木造」のメーカーがいいらしい。だけど、話をよく聞くとその根拠があいまいなでの、今度一緒に展示場に行く必要がありそうだ。この基本的な考えを一致させておかないと後で揉めそうな予感なので、ここには時間をかけてもいいかなと思う。

住友林業の研究所ツアー(2004/11/06)

住友林業の研究所ツアーに参加してきました。1年に1回だけつくばの研究所を一般公開しているみたいです。
研究所なので公開用の展示物とかはなかったのですが、いろいろと面白いものが見れました。一番の収穫は階段の検証です。回り階段の踏み面の切り方をどういう風にするのが一番安全で上りやすいかを検証するために、数パターンのサンプルが作ってありました。
その他にも免震の仕組みを組み込んだ住宅があったり、暴風の実験設備を体験できたりと飽きさせないツアーでした。

ツアーが終わったあとは、予想通り、営業さんに尋問されました。この段階では具体的な話はあまりできませんでした。というもの、住友林業のシステムでは、最初に5万円を払ってから、間取りを描いてもらう仕組みになっているようです。この中には敷地調査・地盤調査も含まれているので費用としてはかなり安いと思います。tだ、他のメーカーが無料でやってくれることを考えると、高い印象がありますが、僕としては無料でやる方がおかしい(建てない人の分まで建てる人が負担をしているということ)と思うので、この程度の費用なら問題はないと思っています。

ただ、親がこの方式に疑問を感じているので、住友林業とは話がなかなか進まない予感です。

一条工務店の展示場へ(2004/11/07)

外観があまり好きじゃないけど、木造で考えているので一条工務店のモデルハウスへ行ってきました。
まず、親切だと思ったのが標準とオプションを明確にしていること。本来、住宅には「標準」という概念は存在しません。必要な面積や設備を積み重ねて住宅の価格ができます。それを坪数で割ると「結果的に坪単価が算出」されます。でも、それを逆の考えで、メーカーがコスト管理やお客さんにとって分かりやすく表現するために「標準」というシステムを作り上げました。
この「標準」と「オプション」という仕組みが曲者で、契約後に詳細と詰めていくと思っていた以上に費用がかかるということをあちこちでよく聞きます。

一条工務店は、この不安を解消すべくモデルハウスのあちこちに「標準」や「オプション」のシールを貼っています。実際にはそこまで細かく見ませんが、そういうことをやる姿勢に好感が持てます。また、床下の一部も見れるようになっていて免震構造の仕組みが見えました。

だけど、カタログで見せてもらった外観がどの例もダサイ。かっこ悪い家に何十年も住むのはいやなのでこのメーカーはパスかな?

一条工務店のDVD(2004/11/24)

一条工務店の営業マンがDVDを持ってきました。一条工務店の住宅の特徴が項目ごとにまとめられていました。僕は建築の勉強をしていたので退屈な部分も多かったけど、一般の人にとってはなかなか興味深いものかもしれません。

DVDの中で時間が割かれていたものが高気密工断熱に関することです。座談会形式で一条工務店で家を建てた方がいろいろと喋っていました。スローテンポで退屈でした。
ただ、営業マンも言っていましたが、いろんな人の家の中を撮っているので、サンプルとして雰囲気をつかむのにはいいのかな?

実家で敷地図をもらう(2004/12/05)

各社に間取りを作ってもらうために実家へ敷地図をもらいに行ってきました。田舎だから敷地だけは広い(隣のうちはもっと広いけど)。隣の家まで50mは離れていますね。だから、日陰も窓の位置も全然気にする必要はないです。

せっかく、実家に帰ったから両親と4人で近くの展示場を見に行ってきました。さすが、田舎クオリティ。接客のレベルが低い。
余談だが、偶然にも父の同級生の息子が営業マンをやっているメーカーがあって「お父さんは○○?」って話していました。田舎は狭いね。

妻の間取り(2004/12/12)

妻が間取りを考え始めた。一応、1級建築士の資格を持っているけど、自他ともに認めるほどのデザインセンスは・・・ゼロ。専門分野は環境工学、とくに、実験とか測定とかばかりだから、実用に耐えられる間取りなんて考えられるわけもなく・・・。完成した間取りは、「昭和の匂い」のする、悪い意味で教科書的なプラン。「スペースが余ったから部屋を作りました」的な場所が多い。

期待はしていなかったけど、なんか、がっかり。

間取りは、生活スタイルを大前提に考えないといけないが、それがまったく見えてこない。特に、キッチンとダイニングとリビングのつながり方は、その家庭によってだいぶ違うけど、「どんな生活ししたいのか」という想いがなくてはいけないと思う。

私の間取り(2004/12/19)

先日、妻のプランにダメだしをしたので、見本を見せるべく私が間取りを考えた。Fランクの大学だったけど、設計課題で250人中ベスト5に選ばれること数回。高校生の時には、全国ベスト10に入ったことも。住宅の間取りに関しては、かなり自信あります。

で、完成したのが敷地の幅をいっぱい使った東西に長いプラン。
狙いはいくつかあって・・・

隣の家がやたらでかいので、道路から見たときにあまり差がつかないようにする。
子供の遊び場になる長い廊下を作る。(裏動線をかねる)
キッチンとダイニングからリビングのテレビが見られるようにする。

あまり時間をかけなかった割にはいいプランができた。

営業マン交代(2004/12/22)

住友林業の営業マンが交代になりました。理由は、本人の希望による営業所の変更みたいです。実家に近いところで親孝行がしたいとか。うちも、実家に帰ることを前提に家を建てるのでその気持ちは分からなくもない。若い(28~9歳だっけ?)のに分かりやすい説明で優秀な営業マンだったのにちょっと残念。

新しい営業マンは、ナヨナヨした感じで頼りなさそう・・・(後のこの予感は的中する)。

住友林業にも間取りを作ってもらいたいので、5万円を払って間取りから地盤調査までしてもらうことにした。

実家で間取りの検討(2005/01/03)
先月考えた間取りをもって実家に帰りました。結論から言えば、両親は妻の間取りを気に入ったみたいです。細かいところはどうでも良くて、「普通っぽい」のがいいみたい。

それ以外にもいろんな希望が分かって・・・建物の配置は道路と平行(通常の建築計画では方位を考慮してこの方向には建てない)、仏壇・神棚の上(2階部分)は人が歩かないようにする、リビング階段は不可などなど、基本的には現状の生活スタイルをベースにするので必然的に住宅の条件も同じになりますね。

今の住宅の間取りで満足しているので、それでも問題はないけれど、せっかくなので何か仕掛けが欲しいかな?

年回り(2005/01/12)

本格的に住宅を考え始めたから、建築に適した「年回り」を見てもらうことにする。母の実家が、昔から家とか倉庫を建てるとき(他にも大きなことをするときも?)に、先達さん(正式名称不明。占い師みたいな感じ)、家族の生年月日から吉凶を見て、立て替えるのにふさわしい年月を決めてもらっていたので、今回も見てもらうことにした。そもそも、私の名前も画数とかをお寺に見てもらって決めたみたいだから、そういうことは大事にする家系です。

見てもらった結果、2006年の節分以降に壊して、年内中に住み始めるのが一番いいということでした。
うーむ、意外と近い。でも、僕たちのライフスタイルを考えたら、タイミング的には申し分ない時期であるから、これもまた運命なんでしょうね。

新井さんに相談(2005/01/15)

妻の職場の環境系の研究者が絶賛している工務店「アライ」の社長を紹介してもらい、自宅に来てもらいました。この工務店は、高気密工断熱住宅を大手メーカーが取り組む前から実施していて、かなりの研究データがあるみたいです。ポリシーをもって理論をベースに実践している人なのでちょっと期待できるかもと思っていました。

話をしてみると、ちょっとがっかり。私が期待していたのは、会社の紹介をしつつ過去の住宅をみながら考え方とか工夫したポイントを聞きたかったのに、「何でも聞いてください」っていきなり受身の構えを取られた・・・。

ビジネスである以上、社長が最高の営業マンでなくてはならないのに、このスタンスはちょっと取っ掛かりづらい。話の内容は、ちゃんと考えて作っているんだなぁというのは伝わってきたけど、ポジションは研究者ですね。「住宅に対してちょっと意識の高い人」程度では引いてしまうかも。

妻も環境系の研究者(一応ね)の端くれなので、終始、二人で私をいじめている感じでした。。。実際のモノと値段を聞いてみないと分からないけど、デザインはあんまり好きじゃないなぁ。(これは、設計事務所を選べば解決する問題ですけどね)

住友林業プラン完成(2005/02/19)

住友林業のプランが完成しました。普通、かなり普通。間取りの条件は満たしているけれど、「カタログから選びました」という雰囲気があります。細かいところを見てみると、気の利いた工夫があるけど、なんとなく消化不良です。外観も可もなく不可もなくちょっと和風すぎるからもう少し洋風のテイストが欲しい。現代和風という感じかな?言動から見るとセンスがありそうな設計士なので修正案に期待します。

この日は、なぜか営業が同席せず。

一条ととへーベルハウスのラフプラン(2005/02/20)

この日は一条工務店とへーベルハウスのラフプランの打ち合わせでした。

一条工務店

手書きのラフプランにて打ち合わせです。 3人の設計者にラフプランを書いてもらったものを持ってきました。どの案も条件を無視しています(笑)。あと、予算の都合で希望を小さくして設計したようです。どの案もセンスは感じられるのが救いかな?この中で一番イメージに近いものを選んで修正ポイントを打ち合わせしました。お互いに時間を無駄にしないこういうワークフローは結構好きです。ちゃんとした図面にしなくても打ち合わせはできますからね。

へーベルハウス

やたらデカイ案を持ってきた。74坪ぐらい(他社は60坪ぐらい)。間取りのセンスもない。坪単価を聞くとやたらに高かった(70万ぐらいかな)。こっちの条件ではどう考えても予算以内に収まることはなさそうなので、10分ぐらいで打ち合わせは終わって断りました。
条件は前回教えていて、仕様が決まっていれば坪単価もわかるので、予算以内では収まらないことは事前に分かっていたはずなのに、なぜラフプランを作ると言い出したのか疑問です。お互いに時間の無駄でした。会社の体制を疑いますね。

パナホームと打ち合わせ(2005/02/26)

僕たち夫婦は初の打ち合わせ。実は父がパナホームの下請けをやっているので少し前から営業を指名して簡単な打ち合わせはしていたらしい。

モデルハウスの和室にて両親も同席して打ち合わせをする。他のメーカーと同じ間取りの条件を話します。初めての両親もいるのでチョコチョコと細かい雑談が入るけど滞りなく進む。パナホームだけが外観のイメージに時間を割いてくれました。他のメーカーでも「外観がいっぱい見れるカタログはありますか?」と聞いたけどそのようなカタログはないみたいでした。外観と間取りは不可分なので僕としてはこの時間を取ってくれただけで満足です。

若い(28~9ぐらい)のに優秀そうな営業マンみたいです。

アライの住宅見学(2005/02/27)

妻の職場の人に紹介された工務店「アライ」の住宅見学を両親も一緒にしました。1軒目。とある社長の別荘です。大胆な設計で外観もかっこいい。木材は節がいっぱいあるものを使っていたけど、あまり気にならない感じです。2軒目。若い夫婦の小さな住宅でした。子供が熱を出していてすべてを見られなかったけど、コンパクトにまとまっている感じ。さっきのと比べると安っぽい感じは否めないがこれはこれでありかな?3件目。標準的な住宅。その家の奥さんといろいろと話をする。新井さんとの仲はよさそうだ(そもそも、仲が良くないと家を見せてはくれないですね)。思ったよりも普通の家っぽい。高気密工断熱で特徴的なことをやっていると思ったけど、基本に忠実な分だけ奇をてらったことはやらないみたい。

どの家にも共通してるのは吹き抜けを利用して全室暖房を意識していること、木材の質感を大事にしていること(前身が材木店だからね)です。

帰りの車の中で両親と話をしたら、どうもこの人とは合わないみたい。

一条工務店の現場見学(2005/03/13)

一条工務店の現場を見学しました。躯体と外壁ができた状態で内装はほとんどできていない状態だったから内部を見ながらいろいろと説明を受けました。今まで受けた説明を実際の建物と見比べた復習みたいな感じかな?

わざと答えられないような意地悪な質問をしてどんな答えを出すのか試してみました。そしたら、適当にごまかしている感じでがっかり。「今は分かりません。調べて後からお返事します」と言えばいいのにね。信頼感はダウン。

モデルハウスに帰ってから間取りの打ち合わせ。工夫しようという感じはするけど条件は守られる気配はあまりない。基本の坪単価は意外と安いことが判明しました。

住友林業の設計士が交代(2005/03/26)

住友林業と間取りの打ち合わせ。基本的な間取りは同じだけどセンスが格段にアップした間取りを持ってきました。細かいところの収め方が秀逸です。この設計士はやっぱりセンスがあるなぁと思ったら4月から転勤になるとのことです。残念。

この間取りで見積もりが欲しいと言ったら、敷地調査が必要といわれました。う~ん、融通の利かない会社だなぁ。しょうがないから敷地調査が終わるまで待つとする。日程は後日決める予定。

予想外の予算オーバー(2005/04/01)

一条工務店が間取りを修正して見積もりを出してきました。本体の坪単価が安かったから期待していたんだけど、オプション工事がやたらと多くて結果的にはかなり高くなってしまった。

基本の性能や仕様にあまりこだわりがなくて安い住宅が欲しければいいのかもしれないけど、私たちの希望を含めるとかなり高くなってしまう感じです。

この見積もりに入っていない費用もあるので、面積を小さくして費用を抑えるように修正をしてもらう。

パナホーム住宅見学会(2005/04/02)

パナホームでオープンハウスをやるそうなので見てきました。割と大きな家でした。細かいところも凝っていて5000万ぐらいかなぁという印象です。でも、あんまりかっこよくなかった・・・。

その後、打ち合わせをしました。早くも見積もりが出てきました。安い。びっくりするぐらい安い。間取りも外観もダサいけどここでいいかなぁ、と思えるほど安い。

家相を見てもらう(2005/04/06)

今そろっている間取りで、建てる時期を見てもらった先達さんに、家相を見てもらうことにした。家相的にはパナホームが一番いいらしい。屋根の形も一番みたいです。

家相はシンプルな家ほどいいですからね。

断りのメール(2005/04/07)

先日、見学した工務店「アライ」へ断りのメールを出しました。両親がどうしても納得してくれないので仕方なく・・・。

妻の上司の紹介なので、何回か書き直し慎重にメールを出しました。

高気密工断熱の研究レベルで言えば大手メーカーと同等のような気がするんですけどね。

一条工務店の住まいの体験会(2005/04/09)

一条工務店の工場でのイベント「住まいの体験会」に参加してきました。
はじめに免震システムの体験です。震度6強がどれくらい軽減されるかを体験できました。横揺れだけにしか対応していないので実用性は微妙ですが。他には、断熱、遮音などの性能が実際に体験できたりそれなりに面白かったです。
お昼ごはんを食べた後は、高気密工断熱の講演会です。評論家見たい人(
以前、営業から借りたDVDの人)が自分の家をベースに高気密工断熱住宅のよさをアピールしていました。かなり講演慣れをしている感じ。私は知っていることが多かったですけど、一般の方が聞く分には分かりやすくそれなりに収穫があったと思います。

行きと帰りのバスの中で一条工務店のビデオを見せられたのはちょっとキツかった・・。そこまで営業しなくてもいいのにと。

敷地調査(2005/04/16)

住友林業の敷地調査の日です。私の代わりに両親が立ち会いました。実家は割りと古い土地なので境界線があいまいでかなり手こずっていたようです。地盤の状態も予想通り良くなくて、地盤改良にかなりのお金が必要な予感です。

これは、想定の範囲内ですからその分の予算は確保してありますけどね。

一条工務店最終見積もり(2005/04/18)

修正してもちょっと高い。ただし、間取りと外観のセンスは一条工務店が一番いいかもしれません。

この日にはじめて知ったのですが、間取りを修正する回数の上限が決まっているみたいです。設計士・CADオペレーターなどの人件費がかかっているので回数に上限があるのは仕方ないことだと思います。ただ、その回数が知らされていなかったので、無限にできると思う人もいるかもしれません。そういう大事なことを取り返しの付かない時点で言われるのはちょっと不信感がありました。

新しい設計士(2005/04/22)

住友林業の後任の設計士を紹介されました。センスはいまいちかな?

先日の敷地調査の結果を踏まえて見積もりが上がってきました。高いと噂には聞いていたけど、「やっぱりね」という感じです。木造住宅を大手のハウスメーカーで建てたい人は住友林業がいいかもしれませんが、少し割高のような気がします。それでも、その辺の工務店で建てるよりは住友林業をお勧めしますけど。

私たちの場合は「いい家を安く建てたい」ので、構造は問わないからちょっとパスかな?という感じです。

仮契約(2005/04/29)

パナホームとの打ち合わせ。この日は、大阪から研究所の方がわざわざ来てくれました。妻が換気システム(エコライフ換気システム)について詳しく聞きたいと要望を出していたら、営業の方が手配してくれていたようです。過去にも1度だけ来たことがあると言っていたけどかなり珍しいことみたいです。実は、妻は仕事でパナホームの研究所に行った事があって、来てくれた方の上司とも面識があるらしい。
詳しく話を聞いてみると、パナホームの換気システムはよくできています。シンプルな構造で効率よく効果的に換気をしてくれるみたい。高気密工断熱が前提なので換気をしっかりやらないと、健康(人によっては命)に関わる問題なので事細かに聞きました。しかも、高気密と換気は相反する概念なので、そのバランスをどのように保っているのかも妻は知りたかったみたいです。
外の空気は床下を通って、リビングから取り入れられます。床下は夏は涼しく、冬は暖かいので、自然の熱交換器の役割も果たします。大きな埃はこのときに落とされます。小さな埃はリビングに入る際にフィルターで取り除かれます。2階へはホールから同様の仕組みで新鮮空気が取り込まれます。それを各室から排気して、室内の空気汚染を防ぎます。適当に吸気して適当に排気する他のメーカーとは違いますね。

一通り換気の仕組みを聞いた後で、前回の見積もりを見直したものが提示されました。この時には、住友林業と一条工務店のほぼ最終的な見積もりもでていたので、その場で比較しました。
値段だけで言えば、パナホームが一番安い。ただ、間取りと外観のレベルが非常に低いことが難点です。びっくりするぐらいダサい。悩みます。外観は僕だけがこだわっていることなので、この際、諦めます。

父親がパナホームの下請けの職人ということもあり、「出来レース」みたいなところもあったけど、客観的にみても悪いメーカーじゃないし、担当の営業マンも若い割にはしっかりしていそうだから安心できそうだし、総合的に考えてパナホームと仮契約しました。契約金の300万円は両親が担当ということで(笑)。

最後の打ち合わせ(2005/05/06)

住友林業と最後の打ち合わせです。

パナホームと仮契約をした後だけど、話の流れでそれは内緒にしておいて話を進めました。修正案でも予想通り高かったので、断るつもりだったけど「シーズン割引を適応しますから」などと粘ってきました。「それでも高いですねぇ」などと言っていると、「競合はどこですか?」って聞いていたので教えると、営業が一条工務店の悪口を言い始めたので、この営業マンはやっぱりだめだなぁと思いつつ適当に聞いていました。

「他のところに決めますよ」というニュアンスを出していたのにも関わらず、営業マンはしつこく「上と相談すればもう少し値引きできるかもしれません」と粘ってきたので、断ることは次回に伸ばしました。(ちなみに、設計士の方はだめなことに気づいているようでした。)

2社にお断り(2005/05/09)

昼間に住友林業の営業マンが来ました。きっぱり無理だと伝えているのに「どうしてもだめですかねぇ」としつこく迫ってきます。このしつこさにはちょっとがっかりです。他の人が家を建てることになったら「住友林業だけは止めておけ」と言いたく気分です。実際には営業マンごとに対応が違うと思うのでそんなことはないと思いますが、そんな気分にさせられました。

夜に一条工務店の営業マンがやってきました。結論を伝えると素直に受け入れてくれました。僕もこの営業マンには長い間お世話になっていたので断るのが申し訳ないと思えました。「木造住宅が欲しいんだけど」と相談があれば一条工務店がオススメと言える対応をしてくれました。僕は関東の人間だけど、東海地方では一条工務店のブランド力は大きいみたいですね。関東では苦戦していると言っていました。

契約(2005/05/21)

パナホームと本契約をしてきました。
特に作業もなく、ハンコを押すだけ。いまいち実感がわかない。
不安要素は、今までの工程で取り除いているからかも。

契約内容をみてみると、狭小地とか都市部対策の条件が並んでいました。
地面の中とか電波とか見えないものに対してリスク管理をしている感じ。

これから契約する人にアドバイス。契約書は業者を選択している段階で見せてもらうべきです。この時点になって、怪しい項目が出ていたら致命的ですから。全国区のメーカーは多分大丈夫だと思うけど。

次回は、ローンが組めるのかの確認と設計士と間取りの打ち合わせ。

具体的に家が出来上がっていく様子は、「パナホーム徹底攻略 」にて。

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