家屋文鏡

作成:2020年3月
家屋文鏡は奈良県の佐味田宝塚古墳から出土した鏡です。裏面(鏡背)に4種類の建物が描かれていて古代の建築を知る重要な手がかりとなっています。それぞれの建物は諸説ありますが、首長など特別な役職の住居と思われています。

A棟 高床式住居と思われる建物


高床で階段に手すりもついていて、柵で囲まれたベランダのようなものと蓋(きぬがさ)も描かれています。

B棟 平屋の建物


基壇に乗っています。鳥が止まっています。

C棟 竪穴式住居と思われる建物


大きく描かれていて、蓋もあり入り口らしきものも開いています。

D棟 高床式の建物


他と屋根が違って切妻になっています。鳥が止まっています。


個人的な考察


銅鏡にわざわざ描いたということは、それぞれ特別な意味のある建物だと思います。


A棟 一族の首長の家。
蓋(きぬがさ)があるので身分の高い人のための建物だと思います。梯子にも手すりがついているのでここに住んでいる人への気遣いが伺えます。


B棟 農業の中心になっている施設。
屋根に鳥がとまっています。他の出土物から弥生時代には穀霊を運ぶ生物としての鳥を崇拝する習慣があったようです。農業に関係のある建物のようだけど、平屋なので倉庫ではないと思われます。


C棟 神官(シャーマン)の住居
他の建物よりも一回り大きく描かれています。蓋があるので身分の高い人が使っていることもわかります。鳥がとまっているので農業に関係があるのでしょう。家の扉が開けてあるので人の出入りも多いのでしょうか。つまり、集会所のような機能をもっており農業に関係のある身分の高い人のための建物だと推測できます。


D棟 穀物の倉庫
高床式で屋根に鳥が止まっているので穀物倉庫でしょう。


参考:宮内庁



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